こんにちは、花粉症に苦しんでいるとりりんです。
春は花粉だけでなく、中国から黄砂も飛んできます。
花粉と黄砂が融合すると、より花粉症の症状が悪化するのです。
そこで、今日は何故春に黄砂がやってくるのかを解説します。
特にこのような方には読んでいただきたいです!
- 天気に興味がある方
- 黄砂の予報が気になる方
- 花粉症の方
最後までご覧いただけると嬉しいです!
黄砂とは
黄砂とは、中国北部に位置するゴビ砂漠やタクラマカン砂漠からの砂塵が風で運ばれる現象です。
大きいものは重力に逆らえずに日本に到達する前に落ちてしまいますが、小さく軽い粒子は偏西風に流されて日本にたどり着きます。
日本に到達した黄砂は、砂塵による視界悪化や洗濯物などを汚すといった悪影響を与えるだけでなく、花粉症殺しとしても知られています。
では春に黄砂の飛来が多くなるのは何故でしょうか。
黄砂が春に多い理由
黄砂が春に日本へやってくる原因は、大きく2つあります。
それは、黄砂発生源の気象と植生です。
まず、黄砂粒子がどのように砂漠を出発するかを考えてみましょう。
黄砂粒子の初めての旅立ちは、東西や南北といった水平方向ではなく、上空へ飛び立ちます。
上空へ飛び立つ要因として、砂漠周辺の気象環境が挙げられます。
冬にかけて勢力が強かったシベリア高気圧が徐々に弱くなり、その後黄砂発生源付近で低圧になります。
低圧になると上昇気流が発生し、黄砂粒子が上空に舞い上がります。
(低圧になると上昇気流が発生する理由については、こちらを参照してください。)
ただ、その他の季節でも低気圧は発生するよね?と思う方もいるかもしれません。
しかし、春で最も顕著に黄砂が日本にやってくる理由は、砂漠の植生にあります。
冬のゴビ砂漠やタクラマカン砂漠は内陸かつそれなりの高緯度にある影響で雪が降るレベルの低温になるため、その環境下で植物は育ちません。
一方で、夏や秋などは僅かながら植物が育ちます。
植物は黄砂粒子が舞うのを防ぐ役割を果たしています。
そのため、冬から春にかけての植物がない時期に黄砂が上空に舞いやすいのです。
上昇気流によって舞い上がった粒子は、偏西風に乗って東へと運ばれます。
重力によって落下しにくい小さくて軽い粒子が中国を通りすぎ、日本の方へと運ばれるのです。
スポンサーリンク
黄砂と花粉の関係
先述した通り、黄砂は風に流されて日本にやってきます。
その過程で黄砂の微粒子は仲間を一緒に連れてきます。
この仲間が凶悪で、その名をSOxやNOxと言います。
これらは硫黄酸化物や窒素酸化物の総称で、石炭や石油などの化石燃料や自動車の排気ガスにより生成されます。
要するに、風で運ばれる途中で中国国土を通ってくるため、そこでSOxやNOxが黄砂微粒子に付着するのです。
花粉と黄砂粒子を一緒に吸い込むことにより、SOxやNOxがアレルギー反応を加速させ、花粉症の症状が悪化するわけです。
また、黄砂粒子に微生物の死骸やカビなどの付着することも、花粉症悪化の原因の一つであると言われています。
まとめ
今日は、黄砂や花粉についてお話しました。
花粉情報も大切ですが、黄砂の行方も要チェックですよ!
黄砂の予測は気象庁HPより確認できます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
花粉飛散量と天気の関係についてもご覧ください!
↓とりりんを応援して頂けると嬉しいです!↓
にほんブログ村
コメント