こんにちは、とりりんです。
今日は皆さんが普段目にしているチャート(グラフ)についての罠について話をしていきます。
こんな方向けの記事です!
- 投資をしている方
- 見た目でチャートを判断している方
- 投資を始めようと思っている方
- 普段グラフを見る癖がない方
テクニカル分析をあまりしない方は特に注意しなければならない点です。
当然と言われれば言われれば当然の話ですが、私は株をする上では大事な観点だと思うので、是非最後までご覧ください!
チャートを見る上での軸ラベルの重要性
チャートを見る上で、軸ラベルについて考えたことがあるでしょうか?
軸ラベルを変更することで、チャートに対する視点が大きく変わってくるので重要です。
今日はAppleの株価を例に紹介していきます(データはStooqより)。
過小評価される場合
まず、2005年からの2枚のチャートをご覧ください。
相違点は縦軸です。かなり大袈裟に書いてしまいました。
左チャートは大幅に株価が上がっているのが直感的に分かるのに対し、右チャートはグラフだけではパッと見た限りだと、殆ど変化はありません。
右チャートの視覚的な小さな変化ですら、100ドル以上の変化が存在します。
大きな株価の変化をチャートの見た目だけで判断しないようにしましょう。
過大評価される場合
続いて、過大評価される場合です。
こちらのパターンが厄介です。
実際はそこまで株価が上がってないのに、上がっているように見せかけて、買わせるように誘導されたりするのが悪い例です。
次の図は2020年12月のチャートを縦軸を縮めて描画しました。
例としてはイマイチですが、1ヶ月で大きく上昇したということがわかると思います。
しかし、9月からのチャートがこちらです。
9月の初めからの変化としては数ドルです。
一部分を切り取ったり、軸を大幅に縮めたりすると、変化が大きく見えてしまいがちです。
そのため、本当に伸びている銘柄かどうかを判断する時は、
- 適切な期間のチャートになっているか
- 変化の数値はいくらなのか
日常における軸ラベルの罠
テレビを見ていたりしても、軸ラベルの過剰評価の罠がよく存在します。
新商品と古い商品を比較して、新商品が大幅に進化したと思わせるグラフを仮定します。
縦軸は商品に含まれているビタミンCの値(任意の値と考えてください)とします。
古い商品はビタミンCの値が80 [mg]に対して、新商品では90 [mg]と増えています。
実際には、新商品で10 [mg]しか増えていないにも関わらず、グラフはそれ以上に増えているように想像させます。
このような罠は商品の販売でよく使われている手法なので、投資以外でも注意するようにしましょう!
まとめ
今日はチャートが軸ラベルで値で評価が変わる罠について話をしました。
普段テクニカル分析をしない方やチャートの見た目だけで株価の増減を判断している方は要注意です。
これからは軸ラベルにも目を配って、より良い投資生活を過ごしましょう!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
↓とりりんを応援して頂けると嬉しいです!↓
にほんブログ村
コメント