ビットコインとは？BTC投資の意味とリスクについて解説！

仮想通貨とは

まず、仮想通貨はビットコイン（以下、BTCとします）とアルトコインに分けられています。

BTCは仮想通貨の最も主要な通貨で、アルトコインはAlternative Coin（代替コイン）の略で、ビットコイン以外を指します。

以降はBTCをメインに進めていきます。

法定通貨と仮想通貨

通貨と言えば、ドルや円などの法定通貨も存在します。

法定通貨と仮想通貨の大きな相違点を以下の表に示します。

まず存在方法について、法定通貨は物質として所持できる一方で、仮想通貨はデータで管理しています。

手元に所持できない仮想通貨にとって最も恐ろしいのは、データの改ざんです。

改ざんによってデータを書き換えられて持っていないことにさせられたりする可能性がありますが、ブロックチェーンという技術で対策されています。

ブロックチェーンについては後ほど説明していきます。

次に、管理者や発行上限について、法定通貨はご存知の通り政府が発行しています。

管理者の仕事の１つとして、景気が悪くなったらお金を刷ることによって市場に出回るお金を増やすことで、景気を回復させることをしています。

景気が回復するのは良いことなのですが、これはインフレを加速させる原因にもなります。

インフレとは、通貨の価値が減少することで、例えば100円で買えたものが将来120円出さないと買えないことに陥ることです。

お金を刷ることは理論上は無限にできるので、インフレを加速させることは比較的容易なのです。

一方で、BTCは上限枚数が2100万枚と予め決められており、インフレリスクは存在しないと考えられます。

ブロックチェーンとは

先ほど話に出たブロックチェーンについて説明しましょう。

ブロックチェーンとは、データの改ざんを防ぐ、セキュリティ技術のことです。

簡単に図示すると、以下のようになります。

上：ブロックチェーンの概略図
下：上図に新しいデータ（ハッシュ値1111）が新たに追加された場合の概略図

ブロックチェーンでは、取引データを１つのブロックとして格納しており、それらが鎖状に繋がっています（図上）。

新しい取引（ハッシュ値1111）が成立すると、ブロックが１つ進行方向に移動していき、それを繰り返しています（図下）。

データ移動の際に、各データに存在するハッシュ値と呼ばれる文字列を確認して改ざんされていないかをチェックします。

ハッシュ値が変更されたら改ざんされていることを示すのですが、簡単には変更できない仕組みになっています。

そのため、ブロックチェーンを物凄く平べったく言うと、改ざんされないようにをみんなで見張ろう！という技術です。

また、ブロックチェーンにはハッシュ値以外にも、P2Pと呼ばれる通信技術や公開鍵暗号化技術などの多くの技術が用いられています。

ビットコイン投資はすべき？

以上を踏まえて、BTCに投資をすべきかを考えていきましょう。

私はBTC急騰の機会損失と以下の２点のリスクを天秤にかけて、皆さんがどう考えるかで決めるべきだと思います。

• 価値が保証され続けられるか
• 将来もデータを守り続けられるか

まず価値について、現状ではPayPalで決済が可能になる、Teslaの車を購入をBTCでできる可能性があるなど、法定通貨と同様に用いることができるサービスが増え続けています。

しかし、BTCの価値が高まれば高まるほど、法定通貨の価値が減少します。

そのため、政府が力を使ってBTCの力を弱める可能性だって大いにあり得ます。

とはいえ、希少性を考えると価値さえあれば金と似たようなポジションの資産になり得る可能性があります。

また、セキュリティ面について、ブロックチェーンを打ち破る新たな技術が登場しないとは言い切れません。

改ざんされた場合、データ資産であるBTCの価値は一気に下がると想定できますので、その点も注意する必要があるでしょう。

いずれの場合でも、BTCなどの仮想通貨は株式と比較してもかなりのハイリスク資産です。

ポートフォリオのほんの少しにするなど、価値が０になってもダメージを受けない程度の投資に留めて置きましょう。

まとめ

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